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2ゴールで発電量もUP!神戸が床発電を試験

[ 2010年3月7日 18:08 ]

 【神戸2―0京都】サッカーJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸は7日、神戸市にある本拠地のホームズスタジアム神戸で行われた京都サンガとの今季初戦で、観客席に「床発電システム」を設置し、試験運用を始めた。跳びはねて応援するサポーターが起こす振動を発電のエネルギーとして利用する「エコ」な取り組みで、Jリーグでは初の試みという。

 JR東日本の子会社が乗降客が起こす振動を電気に転換する研究を進めており、技術提供を受けた。振動や変形を加えると電圧を発生する「圧電素子」を組み込んだパネルをゴール裏の12席の床に設置。将来的には場内の売店などの電力に利用する考えだそうだ。

 神戸が2ゴールを挙げた場面では飛躍的に発電量が上がった。実験に参加した神戸市の山城和也さん(38)は「ふらふらだ。いつもより激しく跳びはねてしまった」と疲労困憊の様子。企画を担当したヴィッセル神戸の清田美絵さん(34)は「どれぐらい良いプレーが出たかのバロメーターになるのでは」と話した。

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2010年3月7日のニュース