森本、石川ら個性派新戦力　選手間でも上々の評価

　サッカー日本代表の岡田監督は、今回の国内３連戦の狙いを「特長のある選手を探す」と言っている。集合から１週間が過ぎ、日本代表の常連の間でもＦＷ森本（カターニア）ＭＦ石川（ＦＣ東京）ら新戦力の評価が上がっている。

　代表デビューのスコットランド戦で森本はゴールに絡んだ。「最後のところで決定的な仕事をする」と同じポジションの岡崎（清水）が言えば、中村俊（エスパニョール）も「ペナルティーエリアの中のさらに小さなスペースで勝負している。今までにないタイプのＦＷ」と評する。
　チームの集合時間に遅刻しても動じる様子もない２１歳に対して、選手からは「ずぶとい。まさにストライカー」との声も上がっている。
　石川もスコットランド戦で株を上げた。内田（鹿島）は「一緒にプレーしていて面白い」と話す。持ち味のスピード、味方を生かす動きなどで仲間の信頼をつかみ始めている。
　久々の代表のＦＷ佐藤寿（広島）も「ゴールへのイメージを感じる」（中村俊）と評判がいい。ＤＦ徳永（ＦＣ東京）も外国勢にも当たり負けしない体の強さで、アピールをしている。トーゴ戦でも「個性派」たちのプレーに注目が集まる。