ポポビッチ新監督　初戦は黒星スタート

Ｇ大阪に敗れうなだれる大分イレブン

　【大分０－１Ｇ大阪】ずっとピッチの脇から指示し続けたが、実らなかった。大分のポポビッチ新監督は「難しい試合だった。勝利を目指したが、ゴールを奪えなかった」と振り返った。

　序盤からＧ大阪に押し込まれる苦しい展開。耐え続けたものの、後半１６分に守備陣の集中が切れて決勝点を奪われた。

　守備を固めてからのカウンター狙いは昨季と同じ。それでも少ないタッチのパス交換やサイドチェンジを繰り返し、変化の兆しもうかがわせた。金崎は「守備から攻撃の切り替えはできた」と手応えも口にした。

　ただ、今月２０日の就任から実質４日間の練習では、新監督が目指す「人もボールもよく動くサッカー」は具現化できなかった。戦術を浸透させながら勝利を追うのは容易ではない。家長は「続けていかないといけないし、残留争いをしているので結果も出さないと」と険しい表情で話した。