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鹿島引き分け!17戦無敗のJ1新記録達成

[ 2009年7月25日 21:11 ]

<鹿島・柏>後半、同点ゴールを決めて喜ぶ鹿島・マルキーニョス

 J1第19節第1日は25日、カシマスタジアムなどで6試合を行い、首位鹿島は柏と1―1で引き分けて17試合連続負けなしとし、J1記録を更新した。柏に先制を許したが、マルキーニョスの3試合連続ゴールで追い付いた。2位の浦和は、玉田が2得点した名古屋に0―3で完敗し、2連敗。鹿島との勝ち点差は10に広がった。FC東京は広島と0―0で引き分け、連勝は5で止まった。G大阪は大分を1―0で下し、清水は千葉に2―1で競り勝った。大宮は神戸を2―1で退けた。

J1新記録の「17試合連続無敗」を勝利で飾ることはできなかった。だが、柏に先制点を与える苦しい状況をはね返し、鹿島が着実に勝ち点1を積み上げた。
 ネルシーニョ新体制で3―4―3にシステム変更した相手に序盤は戸惑った。両サイドMFの攻め上がりを許し、前半44分に失点。クリアミスを右サイドでフリーにした村上に決められた。
 後半に入ると、オリベイラ監督が素早く手を打つ。8分、精彩を欠いた朴柱昊を下げ、新井場を投入。すると11分、左サイドから新井場がマルキーニョスの頭にクロスを合わせ、追い付いた。
 2戦連続の引き分け。夏場にきて運動量が落ち、競り合いでも負けるシーンが目立った。「ホームの引き分けは負けに等しい」と岩政の表情も厳しい。ただ、追いすがりたいはずの浦和が2連敗を喫する状況では、逆に鹿島の安定感が際立つ。
 「パフォーマンスに物足りなさはあったが、選手たちは一生懸命やった。(新記録は)選手たちが樹立した記録」とオリベイラ監督はチームの奮闘をたたえた。暫定ながら、2位との勝ち点差は今季最大の10に広がった。

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2009年7月25日のニュース