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スペイン、延長FK弾で3位死守

[ 2009年6月29日 06:00 ]

<スペイン・南アフリカ>延長後半2分、決勝FK弾を決めたシャビ・アロンソ(左から3人目)はイレブンに祝福される

 2010W杯南アフリカ大会のプレ大会を兼ねるコンフェデ杯は28日に3位決定戦が行われ、欧州王者スペインが延長の末に開催国・南アフリカを3―2で下した。延長後半2分にMFシャビ・アロンソがFKを直接決め劇的な勝利を挙げた。

【コンフェデ杯


 延長後半2分、シャビ・アロンソが25メートルのFKをゴール右隅に決めた。スペインが苦しみながらも底力を発揮して3位を確保。FIFAランク1位が面目を保った。

 後半28分に一瞬のスキを突かれて先制された。優勝を逃して3位決定戦に回ったことでモチベーション低下は否めなかったが、途中出場のFWグイサが後半43分と44分に連続得点。ロスタイムにFKから失点を許して延長戦に持ち込まれたが、最後は開催国を突き放して劇的な勝利を飾った。

 準決勝で格下の米国に0―2と完敗。国際Aマッチ35戦不敗&15連勝の記録が途絶えた。FWフェルナンド・トーレスは「W杯より今大会で負けた方が良かった。原点に戻ってさらに多くの勝利を積み重ねていかなければならない」と話した。初優勝を目指す1年後のW杯に向けたスペインの歩みが再び始まった。

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2009年6月29日のニュース