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シャムスカ監督解任へ…エンゲルス氏に後任打診

[ 2009年6月29日 06:00 ]

<大分・鹿島>「プロのプライドをみせろ!!」の横断幕の前で拡声器でサポーターに呼び掛ける大分・高松大樹(左)だったが…

 【大分1―2鹿島】泥沼の12連敗を喫した大分が、シャムスカ監督(43)を更迭する可能性が高くなった。就任5季目を迎えた今季、リーグ戦はわずか1勝と、成績不振は深刻。鹿島に逆転負けを喫した28日、クラブ幹部が既に前浦和監督でチーム再建の手腕に定評のあるエンゲルス氏(52)に後任監督への就任を打診していたことが判明。監督交代は避けられない状況となった。

 この日の鹿島戦もチーム状態の悪さを露呈した。後半9分にMF清武の初得点で先制したが、直後に小笠原に同点ボレーを浴びると、DF岩政にも決勝弾を決められ万事休す。指揮官は91日ぶりに戦列復帰したFW高松、さらにMF金崎を投入したが、選手起用も後手に回った。

 観客席には「プロのプライドをみせろ!」という痛烈な横断幕も掲げられた。試合後、高松はハンドマイクで「オレたちは頑張ってるよ。オレたちはまとまってる」と訴え、上本も「お互い信じ合えなかったら大分自体がまとまらないよ」と続けたが、サポーターの怒号は収まらなかった。更迭は時間の問題となった指揮官は「監督があきらめたら最後。故障者が戻れば強くなる」と話すのが精いっぱいだった。

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2009年6月29日のニュース