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オシム氏、ケーキ持参で退任あいさつ

[ 2008年12月12日 06:00 ]

日本サッカー協会のアドバイザー退任が決まり、犬飼基昭会長(右)と握手を交わすオシム前日本代表監督

 日本協会とのアドバイザー契約が12月末で満了する日本代表前監督のイビチャ・オシム氏(67)が11日、東京・本郷のJFAハウスで行われた理事会で退任あいさつを行った。人数分のケーキを持参し「ケーキで良い関係がつくれるなら、こんなに安いものはない」とオシム節で笑わせた。

 田嶋専務理事は契約延長しなかった理由を「ドクターと話した結果、ストレスがかかるのはよくないということ」と説明。オシム氏は「今でも日本に痕跡を残したいと思っている」と寂しさを口にする一方で「私がいることで誰かの負担になりたくはない」と“脱オシム”を宣言した岡田監督を気遣った。日本代表には「大事なのは能力があることを自覚すること」とアドバイスを送った。来年1月にも自宅のあるオーストリア・グラーツに戻り、現場復帰に向けてリハビリを続ける。

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2008年12月12日のニュース