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小川先輩に負けん!長友V&新人王狙う

[ 2008年11月22日 06:00 ]

新人王&リーグVを目指し、残り3試合へ気合が入る長友佑都(左)

 W杯アジア最終予選カタール戦(19日)の勝利に貢献した日本代表DF長友佑都(22)が21日、FC東京の練習に合流。早速フルメニューを消化するなど、23日に再開されるJ1の神戸戦(ホムスタ)出場をアピールした。名古屋MF小川佳純(24)とともに今季新人王の有力候補に挙げられており、リーグ優勝と個人タイトルの“両獲り”を狙って残り3試合に全力を注ぐ。

【長友プロフィル
小川プロフィル


 平然とすべてのメニューを消化した。ドーハでの激闘から約31時間後。疲れてないはずはない。それでも長友は午前10時30分から始まった全体練習後、居残り練習まで志願した。「もう気持ちは完全に切り替えましたし、最初からみんなと一緒にやるつもりでした。練習しないと試合に出る資格がないから」

 カタール戦では左サイドバックでフル出場。相手の悪質なプレーで全身を打撲した。加えて時差ぼけ。この日は「全然寝られなくて4時30分に起きました。朝から散歩しちゃいましたよ」。いくら気持ちを前に向けても体は正直だ。

 そんな疲れた体を突き動かしている要因が、明大の2年先輩にあたる名古屋MF小川との新人王争いだ。ルーキーながら26試合に出場し、日本代表のレギュラーにまで上りつめた長友に対し、小川も30試合で10得点。7月末には日本代表候補合宿に呼ばれた。新人王有資格者では清水FW原、横浜MF兵藤らも候補だが、最有力なのが長友と小川だ。「凄いから、あの人。大学時代から輝いていた。そういう人と競えるなんてあり得ないこと」。明大入学当時はスタンドから小川のプレーに見入っていただけに、あこがれの先輩とのタイトル争いは高いモチベーションになっている。

 チームも6位ながら首位の鹿島とは勝ち点3差。個人タイトルは選手間投票によって決まるため、優勝争いがアピールにもつながる。「やっぱりチームが勝たないと。それが一番」。優勝と新人王。長友は両方に狙いを定め、まずは23日の神戸戦に持てる力をすべてぶつける。

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2008年11月22日のニュース