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JFL行く前に…沖縄への遠征費集めなきゃ

[ 2008年11月22日 16:14 ]

沖縄への遠征費を集めるため、募金活動をするカマタマーレ讃岐の羽中田昌監督

 沖縄に行かせて―。サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指す地域リーグのチームが、遠征費の“金策”に走り回っている。ことしの決勝ラウンドは28日から石垣島で始まる。

 車いすの指導者として知られる羽中田昌監督を迎えて四国リーグを制したカマタマーレ讃岐。22日から全国4カ所で始まった1次ラウンドのうち、高知でのグループBに出場。1位になれば、石垣島の決勝ラウンドへ進むことができる。
 しかし、沖縄行きの費用は飛行機、宿泊など計500万円以上。今月16日には、地元サポーターらとともに羽中田監督自ら高松市の街頭で募金活動をした。集まったのは約12万円。これまでの募金や基金を合わせても300万円足りないという。
 一次と決勝の遠征費を1200万円と見積もるAC長野パルセイロは、4回の壮行試合を開催。レノファ山口も、商店街でチラシを配ったり、募金を呼び掛けたりして、支援を求めている。
 羽中田監督は「大変だが、協力してくれる地域の人の温かさを感じられる。最後にはみんなで笑ってJFLへ行きたい」と話す。
 全国社会人サッカー連盟は「各チームには、多くの費用がかかることを前提に昇格を目指してもらっている」としている。

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2008年11月22日のニュース