沢「今年の方がうれしい」２度目ＭＶＰ

アジア年間ＭＶＰに選ばれた沢穂希（中央）とＭＶＰ最終候補に残った宮間あや（右）、ユースＭＶＰの岩渕真奈

　アジアサッカー連盟（ＡＦＣ）は２０日、クアラルンプールで女子の０８年各賞表彰式を行い、なでしこジャパンを北京五輪４強に導いたＭＦ沢穂希（３０＝日テレ）を最優秀選手に選出した。

　０４年に続く２度目の受賞に沢は「前回に比べて今年の受賞の方がうれしい。今年は日本代表がとても良い成績を残せた。人生の半分をプレーしてきた代表は自分にとって家族のような特別の存在」と話し、トロフィーを手に笑顔を見せた。２１日には帰国して都内のクラブハウスに戻り「（発表の直前は）足がガクガク震えた。まあ、最後に英語のスピーチがあって緊張したのもあったんですけど」と笑わせると、早速夕方からの練習に合流した。

　また、ユースの最優秀選手にはＵ―１７女子Ｗ杯最優秀選手のＦＷ岩渕真奈（１５＝日テレ・メニーナ）が選出。最優秀主審に馬場佐知子、最優秀副審には吉沢久恵の両氏が選ばれた。沢とともにラモス常務から花束を贈られた岩渕は「北朝鮮は非常に強く選手もうまいので、北朝鮮選手が受賞すると思っていた。なでしこジャパンの一員になって、世界の強豪と戦いたい」と目を輝かせていた。