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ミスミス3失点、闘莉王負傷…浦和負の連鎖

[ 2008年10月6日 06:00 ]

<千葉・浦和>前半8分、芝を削りながらゴールを決めた浦和・闘莉王だったが、ボスナー(左)と接触し足を負傷してしまう

 【浦和2―3千葉】浦和が「負の連鎖」に陥った。敵地での千葉戦に2―3で敗北。開始わずか21秒で“秒殺弾”を食らうと、後半は守備のミスが続き連続失点。試合直後のロッカー室では「何やってんだっ!」と怒号が響いた。誰に向けるともなく吐き出された闘莉王の声だった。その闘莉王は「3失点したら勝てない。DFとして最悪」と10戦ぶりの敗戦を重く受け止めた。

 「ある選手が優勝争いにビビっている。もっと自分を信じてほしい」。試合後、エンゲルス監督はメンタル面のもろさを指摘した。リーグ、ACLと重なる過酷日程が心身をむしばんでいる。戦術面でも安易なロングボール主体の攻撃が目立ち、連動性を失ったチームは守備のミスを連発。今季失点は31に到達し、3年ぶりの30点超え。守備力低下は著しい。

 最悪の事態も発生した。前半8分、闘莉王が左足弾を決めて自身初の2ケタ得点を達成。だが、その瞬間、左足首を負傷した。「また腫れた。正直、休みたい。両足痛めたらどうかばえばいいのか」。右ひざの古傷もまだ痛み止めが必要な状況で、8日のACL・G大阪戦への出場は白紙。W杯最終予選ウズベキスタン戦にまで影響が出る可能性も浮上した。このままではJ1、ACLの2冠はおぼつかない。

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2008年10月6日のニュース