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長谷部は途中出場 チームは引き分け

[ 2008年10月6日 09:14 ]

シャルケ戦の後半、攻め込むウォルフスブルクの長谷部

 サッカーのドイツ1部リーグで長谷部誠の所属するウォルフスブルクは5日、敵地のゲルゼンキルヘンでシャルケと2―2で引き分けた。

 長谷部は1―1の後半20分に投入され、守備的MFで安定したプレーを披露。ドリブルで相手陣内に持ち込む場面もあったが、得点には絡まなかった。

 ≪左サイドで適応力発揮≫ドイツ1部リーグ、ウォルフスブルクに所属する日本代表MF長谷部誠が5日、昨季は力量の差を痛感させられた強豪シャルケとのアウェー戦で「何をしなければいけないかが分かってきた」と成長の跡を見せた。
 1―1の後半20分、3人が並ぶ守備的MFの左に投入された。普段は右サイドで起用されるが「左でやれるかと言われたら、それはやるしかない。守備を重視したので問題はなかった」と持ち前の適応力を発揮した。
 6万人で埋まるスタンドには威圧感がある。2月の対戦は、ミスで失点を招くなど精彩を欠いた。この日も中盤ではブラジル代表DFラフィーニャの突破にてこずったが、ペナルティーエリア内に送り込まれるチャンスボールには鋭く反応してクリアした。
 攻撃では冷静にパスをつなぎ、後半44分には縦へのドリブルで相手守備を崩した。「プレッシャーをかけてくるタイミングが分かるようになった」
 チームは長谷部が入った直後に勝ち越したが、終了間際に追い付かれた。勝利を逃した悔しさは隠せなかったが、日本代表に合流する直前に内容の濃い試合をこなせたことには納得の表情だった。(共同)

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2008年10月6日のニュース