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オランダ 4ゴールで衝撃的な終演

[ 2008年6月14日 10:21 ]

フランス戦の勝利を喜ぶオランダのカイト(下)とファンデルファールト

 【オランダ4-1フランス】衝撃的な光景の終演だった。後半ロスタイム、スナイダーが中央で右足を振り抜く。ゴール左隅に4点目が決まるとフランスの選手はぼうぜんと立ち尽くした。オランダが圧倒的な強さで「死の組」と呼ばれた1次リーグC組を突破した。

 W杯王者イタリアを3―0、W杯準優勝国までも4―1とたたきのめした。「予想もしなかった結果だ」とファンバステン監督。後半途中出場のファンペルシーとロッベンが縦横無尽にピッチを駆け、ゴールを奪った。
 2年前のW杯もアルゼンチン、コートジボワール、セルビア・モンテネグロ(当時)が入った「死の組」を突破している。世界屈指の実力は誰もが認めるが、まとまりのなさが弱点だった。今大会も監督の起用法に不満を持つセードルフが代表を辞退した。
 だが、以前に監督と不仲だったエースFWファンニステルロイは言う。「過去のことはお互い忘れた。監督の信頼に応えたい」。主将のGKファンデルサルも「僕らは勢いに乗っている。その勢いを全員が楽しんでいる」。一丸となった今のオランダは優勝候補に値する。(共同)

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2008年6月14日のニュース