×

複合団体 日本は6位…オーストリアが連覇

[ 2010年2月24日 07:57 ]

複合団体で6位に終わった(右から)第1走者加藤大平、第2走者高橋大斗、第3走者渡部暁斗、アンカー小林範仁

 バンクーバー冬季五輪第12日の23日(日本時間24日)、ノルディックスキー複合団体を行い、日本は6位に終わり、4大会ぶりのメダル獲得を逃した。前半飛躍(ラージヒル=HS140メートル、K点125メートル)の4位から、後半距離(20キロリレー)で順位を落とした。

 昨年の世界選手権金メダルの日本は、個人ノーマルヒル7位の小林範仁(東京美装)と高橋大斗(土屋ホーム)渡部暁斗(早大)加藤大平(サッポロノルディックク)の布陣。前半飛躍は高橋が136・5メートルをマークするなど、トップのフィンランドと41秒差で後半距離を迎えた。後半距離は徐々に離され、巻き返せなかった。
 オーストリアが2連覇。米国が2位、ドイツが3位だった。

 ▼小林範仁の話 厳しい戦いでした。力の差がばっちり出た。思い通りにはいかない。ジャンプもいまひとつで、気持ち良く走れなかった。
 ▼高橋大斗の話 ほかのチームの走りが良かった。さすがの(小林)範仁でもきつかったと思う。結果的にトリノと同じ順位だが、内容が違う。
 ▼加藤大平の話 最低限の仕事はできたと思う。ジャンプはいいのが出た。(チームとして)思ったような展開にはならなかった。今季のW杯の成績を見れば妥当かな。
 ▼渡部暁斗の話 追い付く役をもらったけど、(4位まで)追い付けなかった。僕の走力不足。反省点は多い。個人(ラージヒル)でリベンジしたい。

 ▼成田収平監督の話 期待にメダルで応えたかった。ただ選手たちは精いっぱいやった。差は大きいわけではない。トップにいけるように、現実を受けとめてまたスタートする。
 ▼河野孝典コーチの話 飛躍は自分たちの力を出した。距離は他のチームが1枚上だった。(各選手の)タッチの前に離されたのが痛かった。雪の影響はあったが、他のチームも同じ。強いチームがメダルを取った。
(共同)

続きを表示

2010年2月24日のニュース