【中山金杯】秋３戦右肩上がり！関東勢“大将格”フロスト順調

　強力関西勢をホーム中山で迎え撃つ関東勢の大将格がマイネルフロスト。今年は白星こそオープン特別の福島民報杯のみに終わったが、重賞で度々上位に食い込み、５月にはシンガポール航空国際Ｃに挑戦し４着と健闘した。

　主戦の松岡と高木師が常々「叩くほどに上昇する馬」と話すように、この秋３戦の戦績は右肩上がり。初戦のオールカマーこそ休み明けで１秒１差９着に大敗したが、続くアルゼンチン共和国杯は有馬記念を制したゴールドアクターから０秒７差の６着。さらに前走・金鯱賞は見せ場十分の０秒３差４着。師は前走を「馬群の内じゃないと脚がたまらないタイプ。外を回らされた分、最後の伸びを欠いた」と悔やむ。

　中間の調整は順調。「一戦ごとに良くなっている。５７キロは背負い慣れた重量だし、ここで何とかもう１つタイトルを」と、３歳時の毎日杯以来の重賞Ｖへ気合が入る。