ダイナフェアリー死す、32歳老衰 オールカマーなど重賞5勝の名牝

[ 2015年1月30日 05:30 ]

 80年代半ばに活躍し重賞を5勝した名牝ダイナフェアリーが28日、けい養先のスガタ牧場(北海道平取町)で老衰のため死んだことが、29日分かった。32歳の大往生だった。

 85年に美浦・鈴木康厩舎からデビュー。G1は未勝利に終わったが、87年にはエプソムC、新潟記念、オールカマーと牡馬相手に重賞3勝を挙げた。現役引退後は繁殖牝馬としてローゼンカバリー(日経賞など重賞4勝)、サマーサスピション(青葉賞)などの活躍馬を送り出した。07年に繁殖馬から功労馬となり、11年からスガタ牧場で余生を送っていた。

 同牧場の白瀬善直さんは「馬房の外に出していた際に転倒して起き上がれなくなった。昨年から脚元は弱っていたが、カイバも食べていたし、まだまだ長生きすると思っていた。あっけなく逝ってしまったので残念です」と悼んだ。

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