【安田記念】香港マイル再現だ!グロリアスデイズ、入念3度目追い

[ 2014年6月6日 05:30 ]

東京競馬場のダートコースで追い切るグロリアスデイズ

 3年連続の参戦となった香港馬グロリアスデイズは東京ダートコースで最終追いを行った。単走ながら軽快なフットワーク。4F58秒7~40秒5~12秒9を馬なりでマークした。先月27日に来日後、競馬学校ダートコースで30日に3F43秒0~12秒8、2日に同40秒2~11秒9を計時しており、これが実質3本目の追い切り。過去2回と比べても、これまでに来日した香港馬と比較しても意欲的な調整内容だ。

 サイズ師は「白井で2本追っているので馬もピリッとしている。調教後の息の回復も良かった。3度目だから馬も覚えていて場所にもなじんでいる」と満足顔だ。7歳になるが昨年暮れに香港マイルを制し、G1馬として初めて挑む安田記念。「香港マイルはこの馬のベストパフォーマンス。びっくりするくらい強かった。あの競馬ができれば」と期待を込める。ただ、雨予報には渋い表情。「濡れた馬場は経験がなく未知数。できれば良馬場で」と話した。

 今回が7度目の挑戦となるサイズ師。「ウオッカ、ロードカナロアなど、来るたびに強い馬が待ち受けている。今年もジャスタウェイがいる。でも、そんな馬たちに立ち向かっていくのが国際レースのだいごみ」と語る。新コンビを組むモレイラはブラジル出身。ブラジル、シンガポールでリーディングを獲得し、昨秋から香港を拠点に騎乗。4日現在で香港リーディング2位につける売り出し中の巧腕だ。「優秀な騎手。何も心配していない」と指揮官。G1馬として進化した姿を見せるか。日本初騎乗の鞍上にも注目だ。

続きを表示

この記事のフォト

2014年6月6日のニュース