【安田記念】クラレント・橋口師、G1連勝へ「チャンスある」

[ 2014年6月6日 05:30 ]

クラレントでG1連勝を狙う橋口師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、安田記念にクラレントで挑む橋口師を直撃した。

 ――クラレントの最終追い切りですが、坂路で4F52秒2~12秒8。併せ馬で先着してみせました。

 橋口師 思惑通りの調教ができ、好調を維持していると言えます。併せた相手がもっと動けば、こちらももっと速い時計になったと思えるくらい良い状態です。

 ――前走(京王杯SC、2着)は少し間が空いていたのにその前からマイナス8キロの492キロでした。

 そのくらいの増減はいつもある馬です。体を見ても特に気になるということはありませんでした。

 ――レース前の雰囲気は?

 輸送されても飼い葉食いが落ちたりしない馬なので、雰囲気はいつも通り。良かったです。

 ――スタート自体はいまひとつだった。

 二の脚がある馬なのですぐに好位につけられました。そういう意味でも決してスタートが悪かったとは思っていません。

 ――道中はどう見ましたか?

 道中は悪くなかった。ただ最後の直線でスムーズな競馬ができませんでした。

 ――下がってきた馬とラチの間に挟まれるような形になりました。

 はい。2度ほど馬体が接触する不利がありました。結果的に大きく響きました。

 ――それでも2着は確保しました。

 そこが偉いところです。根性のない馬ならあのままズルズルと下がってもおかしくない。それが逆に差し返すそぶりを見せるのだから、本当に凄い根性の持ち主です。

 ――どんな相手でもそれなりに格好をつける。

 特に東京コースはそう。合っているのでしょう。

 ――東京のマイル戦では重賞を2勝(12年富士S、13年東京新聞杯)。

 正直、なぜ東京コースに良績があるのかは分かりません。ただ、実績を残しているのは間違いなく、それは今回も心強い材料になります。

 ――間の空いた前走を叩かれての上積みも見込める。

 前走にしても東京コースを使いたかったから間を空けただけで、何かアクシデントがあったわけではありません。だから順当に良くなってきています。

 ――ジャスタウェイら相手は強化される感じ?

 たしかに相手はそろいましたね。でも、うちのも状態面は文句ないし、十分にチャンスのある1頭だと思っています。

 ――ノースヒルズ(生産者)ともども、先週の(ダービーをワンアンドオンリーで優勝)勢いでG1連勝といきたい。

 相手も違うしレースも違うので、そう簡単にいくとは思っていません。でも、可能であればそうできるように精いっぱい、頑張りたいです。

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2014年6月6日のニュース