中央→水沢、ナムラタイタン“もうひと花”

[ 2014年6月6日 05:30 ]

水沢に移籍して活躍を続けるナムラタイタン(提供・岩手県競馬組合)

 【地方競馬です!!】岩手で古豪が元気な姿を見せている。中央から水沢・村上昌幸厩舎へ移籍したナムラタイタン(牡8、馬主・岩渕道良氏)。4月の赤松杯で1秒9、5月のシアンモア記念は2秒2の大差をつけて逃げ切った。中央時代はデビューからオープンまで6連勝。11年武蔵野S制覇。12年にG1南部杯2番人気(落馬競走中止)、G1東京大賞典4着。転入直前のG3佐賀記念(今年2月)も小差3着の実力馬だ。

 「まだまだ自分でやる気がある馬だし、衰えは感じない。本来逃げ馬ではないし、展開に左右されない。この馬を見に競馬場に来てくれる人も多いね」。騎手で1791勝、調教師で1163勝(5日現在)を挙げ、どちらでもリーディングを獲得している村上昌師(60)が太鼓判を押す。

 25日のG1帝王賞へと期待するファンもいるだろう。だが、しばらくは地元戦に専念。次走みちのく大賞典(22日、水沢)へ向け順調で、JRA勢との“腕試し”は7月21日のG3マーキュリーC(盛岡)になりそう。そして秋の南部杯、02年以来12年ぶりの盛岡JBCへ。「遠征があれば冬季かな。今年だけでなく来年以降も活躍してほしいので、馬の状態に合わせて大事に使っていきたい」と師。新天地でひと花咲かせるか注目だ。 (池田 裕文)

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2014年6月6日のニュース