【京成杯AH】ルナ圧倒!昨年覇者アクティブ相手にせず

[ 2013年9月5日 06:00 ]

併せ馬を行った杉浦厩舎のルナ(右)とレオアクティブ

 中山の「第58回京成杯AH」(8日)の追い切りが4日、美浦、栗東トレセンで行われ、ルナが同じレースに出走するレオアクティブを子供扱い。勢いの違いを見せつけた。

【京成杯AH】

 2頭出しの杉浦厩舎は元ジョッキー同士の併せ馬。ポリトラックで田面木助手が乗ったルナが先行し、杉浦師が手綱を取るレオアクティブが追走。格では昨年の覇者アクティブが上だが、手応えではルナが圧倒。直線で必死に食い下がるアクティブを子供扱いし、馬なりのまま半馬身先着した。「道中の手応えも凄く楽。以前は稽古で動かなかったと聞いているが、一体どうしたんだろうね」。田面木助手もあまりの好感触に目を丸くした。

 アクティブの馬上でルナの成長ぶりを目の当たりにした指揮官も「想定はしていたが、それだけルナが良くなっているということ。後ろから馬が来れば、いつでも動くぞという感じ。うれしい誤算だね」と舌を巻く。今年2月に500万下を勝ち上がってから、トントン拍子に出世。わずか5カ月の間に4勝を挙げ、初めて重賞舞台を踏む。「500万を勝てなかった頃と特に変わった印象はないんだが、稽古で動けるようになったのは事実。ここまで順調に調整できたし楽しみ」と自信をのぞかせる。

 今年の4勝は全て逃げ切り。「逃げてこその馬。何が来ても行く」とハナは譲らない構えだ。鞍上は横山和生。アクティブに騎乗する父・典弘との父子対決にも注目が集まる。「2人とは特に話もしていない。彼らはプロ。レースに行けば親も子もない。それぞれが勝ちを目指して乗るだけだよ」。元騎手らしいエールを送った杉浦師。連覇を狙う僚馬にとっても、ルナの充実ぶりは脅威となる。

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2013年9月5日のニュース