【京成杯ＡＨ】ダノンシャーク先着　肩ムチ一発、グンッと１２秒０

　ダノンシャークの最終追いは僚馬スマートレイアー（３歳１０００万）とＣＷコースで併せ馬。２馬身先行から僚馬を待つ形で馬体を併せると、肩ムチ一発でグンッと加速。上がり重点に６Ｆ８０秒０～１２秒０で最後は半馬身先着でゴールへ。

　放牧から帰厩後は馬体をフックラ見せ、走りも迫力を増してパワーアップ。この中間も坂路とＣＷコースで、びっしりと鍛え上げられた。大久保龍師は「いい動きだったね。休養明けでも時計は十分出ていた。５８キロも前走で背負っているし問題ないよ」と万全の状態を強調する。

　前走の安田記念ではコンマ１秒差３着まで迫った。休養明けも１、２、５、３着と苦にするタイプではない。秋の大舞台での雪辱に燃える指揮官は「賞金をしっかりと加算したい」と見据える目標は明確。実りの秋に向け、シャークが進化を遂げた走りを見せる。