【函館記念】競馬覚えたエアソミュール 角居師「ハンデはチャンス」

[ 2013年7月12日 06:00 ]

角居勝彦師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、函館記念(14日、函館)にエアソミュールで挑む角居勝彦師を直撃した。

 ――スタートが安定しないエアソミュールですが前走(巴賞1着)は普通に出た。

 角居師 前走がたまたまか今後も普通に出てくれるかまだ分からない感じはありますが、以前に比べると大分安定して出るようになったと思います。

 ――道中ですが、昔よりも首を低くして走れるようになった感じに見えました。

 首の高いフォームで走る馬だったけど、競馬を覚えてきたのか、最近は大分、低くして走れるようになってきました。

 ――最近装着しているメンコ(耳覆い)も影響している?

 メンコは武豊騎手が乗っていた時にアドバイスを受け、折り合いを考えて着けるようにしました。大分掛からなくなってきたので、調教では外すこともありますが、競馬ではお守りといった感じで続けています。

 ――折り合いはもちろんですが、口向きが難しい感じにも見えます。

 しっかりハミをかんでしまうことがあるので、口が敏感なのは確かだと思います。そういう意味で前走みたいに速く流れてくれた方が競馬はしやすいですね。

 ――終わってみれば早め先頭から押し切って快勝。

 勝つ時は早め先頭という形が多いタイプ。特に函館は小回りの競馬場なので今回もそうなってくれると良いのですが……。

 ――高脚を使って走るタイプなので函館のような芝も合う感じ?

 ひょっとしたらそれはあるかもしれませんね。力強い走りをする馬なのでパワーを要する馬場は向いていそうです。

 ――ハンデの56・5キロはどうでしょう?

 強かった前走の勝ちっぷりを考えると、もう少し背負わされても仕方ないかと思っていました。そういう意味ではこのチャンスを生かしたいと思える重量ですね。

 ――最終追い切りでは和田騎手が絶賛。

 みたいですね。状態は前走時と変わらず良いようなので期待しています。

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2013年7月12日のニュース