【全日本選手権】瓜生、低調機も余裕「めど立った」

[ 2011年10月5日 06:00 ]

<全日本選手権>今年絶好調の瓜生正義

 乗れている男の余裕なのか、瓜生は下から数えて3番目の連対率しかないワースト級エンジン38号を手にしたというのに「回転調整のめどは立ちました」と全く動じるそぶりを見せなかった。昨年の桐生に続く全日本選手権連覇を狙って堂々のドリーム1号艇からの発進。今年はSG2V、賞金、勝率争いでも首位快走中。誰もが認める絶好調モードだが、気負うこともなく「好調の秘密?家族のサポートなどで何も気にすることなくレースに参加できているからだと思います」と淡々と話す。

 数年前までは賞金王決定戦出場ボーダーライン上で一喜一憂することが多かった。そんな厳しい経験を乗り越えての首位独走。35歳で達観というにはまだ早いが、勝負へ向けての精神コントロールは完璧だ。「瓜生時代の到来」の予感が大きく膨らんできた。

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2011年10月5日のニュース