展開を読む【マイルＣＳ＝警戒イン強襲】

　スタート後の直線が長く、枠順による影響は少ない。逃げたい馬は何頭かいるが、ビュンビュン飛ばすタイプは少なく、コンゴウリキシオーが先手か。ローレルゲレイロとマイネルレーニアは２、３番手に控え、コンゴウのペースにかかわらずマイペースで行く。スーパーホーネットは４角７番手だった昨年並みの位置取りが有力。春は先行策もとったカンパニーは出方が読みづらいが、天皇賞・秋の末脚が強烈だっただけに、控えてホーネットを視界に収める位置で運びそう。

　直線の長い外回りとはいえ、前にスワンＳ１、２着馬がいるとあっては人気馬は悠長に構えるわけにはいかず、ホーネットは４角で先団に取りつく。この動きを合図にブルーメンブラットなど他馬も仕掛けるが、前崩れ待ちのスズカフェニックス、ショウナンアルバはじっと我慢。直線は横に広がっての叩き合い。人気馬は馬場中央～外を通るが、Ｃコース初日だけに伏兵馬のイン強襲にも警戒が必要だ。