365日 あの頃ヒット曲ランキング 7月

【1999年7月】BE TOGETHER/あみーゴ 初の1位 もとはあのバンドの曲

[ 2011年7月14日 06:00 ]

 ★99年7月ランキング★
1 energy flow(「ウラBTTB」)/坂本龍一
2 BE TOGETHER/鈴木あみ
3 Boy&Girls/浜崎あゆみ
4 Fly/SMAP
5 フラワー/KinKi Kids
6 ギリギリchop/B’z
7 toi et moi/安室奈美恵
8 Grateful Days/Dragon Ash
9 Bye―Bye~バイバイ~/BLACK BISCUITS
10 あの紙ヒコーキ くもり空わって/19
注目been so long/m―flo
※ランキングは当時のレコード売り上げ、有線放送、ラジオ、テレビのベストテン番組などの順位を参考に、話題性を加味してスポニチアネックスが独自に決定。

【BE TOGETHER/鈴木あみ】

 デビューして1年。人気絶頂の鈴木あみ7枚目のシングルが7月14日にリリースされた。モスバーガーの夏のキャンペーンCMにも使われ、出足から好調。オリコンチャートでは7月26日付で自身初の1位を獲得。トータル80万枚を売り上げ、「あみーゴ」最大のヒット曲となった。

 もともと鈴木あみをプロデュースした小室哲哉の出身バンド「TM NETWORK」が87年発売したアルバムに収録されていた1曲。あみーゴのコンサートのオープニングで使う曲を探していた小室が、TMのステージのスタートでも使ったことのあるこの曲を思い出し、さらにアレンジを施した。思いのほかいい感じに仕上がったことでシングルでの発売が決まった。

 ヒット真っ最中の8月には初の武道館コンサートを開いた。デビュー1年で、しかも昼夜2回の武道館公演は初。「BE…」で念願の紅白歌合戦初出場をつかみ取った。

 幼稚園児のころから将来は歌手になると言い続けた。ドッジボールと鬼ごっこ、それにカラオケが大好きな少女は98年2月、誕生日前日にテレビ東京系「ASAYAN」のオーディションで1万3500人の中から選ばれ、5カ月後の7月にデビュー。デビュー前から漫画雑誌が表紙とグラビアに載せるなど、大ブレークを予感させるスタートとなった。

 その後の人気ぶりは周知の通りだが、当時のブームともいえるファンの異常な騒ぎぶりとは裏腹に本人は、いつ芸能界から忘れ去られてしまうんだろうかという不安にいつも付きまとわれていたという。

 紆余曲折がありながらも芸能活動は10年を超えた。16歳でデビューした彼女も年を重ねて2012年で三十路となる。

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