TBS南波雅俊アナ 輪島市から声詰まらせリポート「なぜ声を掛けなかったのかとおっしゃって…」

[ 2024年1月4日 16:28 ]

 TBS井上貴博(39)南波雅俊(35)両アナウンサーが4日、同局系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に、能登半島地震の被災地から中継で生出演した。

 同番組のメーンキャスターを務める井上アナは特に被害の大きさが報告されている石川県珠洲市、南波アナは輪島市にそれぞれ入り、現地の様子を取材。井上アナはがれきの中から、大きく分厚いのが特徴の能登瓦を見つけ、「普通の瓦よりもより大きく分厚く作られています。冬に寒さに厳しい、雪、雨、塩害に負けない。ずっと珠洲市を守ってきた瓦が破壊され、街に散乱してしまっています」と伝えた。

 同県県の日本海沿岸は、もともと遠浅な上、地震でさらに海底が隆起した可能性が指摘されている。井上アナは「海底の部分がより水深が浅くなった。自衛隊が輸送艦を出したとしても、接岸できないんです。海から物資を運ぶことができない。珠洲市ではそういう状況です」と救援活動の困難さを伝えた。

 南波アナは、約200棟が焼けた朝市周辺から伝えた。近くに住んでいた4人家族は、近所の高齢女性が亡くなったことを知らされ、手を合わせていたという。この家族を取材した難波アナは「“自分たちより元気な方で、なぜ声を掛けなかったのか、すごく後悔している”と…いうふうにおっしゃっていました」と、声を詰まらせながらリポートした。

 井上アナは「東日本大震災と同じで、数多くの地域で数多くの被害が起きています。私たちがお伝えできることはごくごく一部でしかありません」と説明。「これ以外の場所でも、多くの方が支援を求めています」と訴えた。

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