宝塚歌劇団雪組公演が千秋楽 彩風咲奈「お客さまが温かくて幸せです」

[ 2023年12月13日 16:46 ]

宝塚大劇場
Photo By スポニチ

 中止が相次いだ宝塚歌劇団雪組公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」が13日、兵庫・宝塚大劇場で千秋楽を迎えた。

 トップスター彩風咲奈(あやかぜ・さきな)はカーテンコールで「皆さまの温かいお気持ち、拍手、大好きな雪組の仲間のキラキラした姿、今日という一日もまた大切なものがひとつ、増えました」と切り出した。

 さらに「劇場にいらしてくださる皆さまに、宝塚を愛してくださる皆さまに何かステキな言葉で気持ちをお伝えしたいと何度も何度も悩んだのですが、不器用で気持ちばかりが先走ってしまいます。苦しめてしまって、悲しませてしまって、それでもやっぱり大切なあなたがいるから、今こうして舞台に立つことができます。皆さまへの感謝、お一人お一人への感謝の気持ちを少しでもこの舞台からお返しできるよう。そして世界には、それでも物語が必要だと信じて、東京公演に向けて元気に走って参りたいと思います」とかみしめるように話した。

 大きな拍手を受け「お客さまが温かくて幸せです。もうすぐクリスマスですね。皆さま、それぞれよいクリスマスを、よいお年を。今年も一年、本当にありがとうございました。また来年、お会いできるのを楽しみにしております」としめくくった。

 同公演は9月30日に宙組の女性劇団員(25)が急死したことを受け、約3週間遅れて1日に開幕。彩風も「大切なあなたのために、愛する雪組の仲間とともに、千秋楽まで元気に駆け抜けてまいりたい」などと、時に涙で声を詰まらせあいさつした。しかし、5日には「舞台上のトラブルで」(歌劇団)約40分中断したほか、7日には午前11時開演の回が急きょ中止に。その日の午後公演は行ったが翌日の8日から10日の公演を「公演を安全に実施することが困難なため」と中止にし、12日に再開したばかりだった。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年12月13日のニュース