岡田美里 パーキンソン病を患う母の介護のため山梨に移住 ギクシャクした親子関係改善の意外なきっかけ

[ 2023年12月6日 17:06 ]

岡田美里(09年撮影)
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 タレントの岡田美里(62)が6日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。パーキンソン病を患った母の介護生活について明かした。

 4年前に母の介護のため山梨に移住していた岡田。中学3年の時、母が家を出て、両親が離婚。「40年ぐらい母と別々に暮らしていたわけなんです」と岡田。「一緒に暮らしたことがなかったんですけど、父と同じパーキンソン病という病気が分かって、“ああ、これは車椅子でちゃんと看ないとダメなんだな”って。“歩けなくなっちゃうんだな”って、分かっていたので、その時は歩けていたんですけど、母の車椅子を想像して、東京じゃ無理だなと思って、引っ越しをしたんです」と同居した経緯を明かした。

 山梨の家は「もともとあった」ものだといい、「母のことが分かった時、“そうだ、ここはバリアフリーだったな”ってことを急に思い出しまして、それでリフォームをして」と説明。「(母とは)それまで40年間ぐらい一緒にいなかったので、それこそ、母はキュウリが好きだったんだ!とか、知らないこともありましたし、やっぱり急に母親を喪失するっていうのは凄く辛かったし、あの小さかった妹に謝ってよ!っていう気持ちも持ったまま同居をしたので、最初は凄く苦しかったです。それでも、やっぱりどう自分の気持ちに解決をつけたかっていうと、“ああ、産んでくれたことの感謝しよう!”って思ったんですね。他の全部イヤだったんですけど、“産んでくれたから、私はやるよ!”って妹に言って、それで引っ越したんですよね」とした。

 40年ぶりの母との同居は「最初の何年間かはコロナっていうこともあって、妹も会いに来られないし、本当に1人でずっと母に向き合って、母は1人が長かったので、例えば勝手にお散歩いっちゃったりするんですね。大きな声でどこから聞こえてくるから、家中探してもいなくて。そしたら玄関で転んで骨折ってたりするんですよ。なので、あのね、誰か一緒に住んだら、ちょっとお散歩行ってくれねとか、声かけるんだよ!って話をしながら。最初はそれが凄くイライラしちゃって。介護に直面して、物凄く悩みましたよね」と回顧。「娘たちに電話して、また、ばばちゃまがテレビショッピング欲しいって言ってるの!とかブツブツ言ったりしてました」と苦笑した。

 そんな中、長女から「犬飼えば!」と言われたといい、「コロナ禍だったんですけど、保護犬を探して、それで、保護犬を迎え入れたんです。そしたら、母と私の間に、ワンちゃんの赤ちゃんもいるから、なんか凄く2人の視線がそこにいって“かわいい”“かわいい”って、逆にそこで初めて家族に慣れたような気がして。本当に犬っていうのはセラピーですね」と笑顔。「母に食べ物をねだるんですよ。母がちょっとどうしてもお箸からこぼしちゃったりするから、おこぼれを床からもらったりするので、凄く母のことが好きになって」と目を細めた。

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