鈴木エイト氏 岸田首相と旧統一教会の“面会問題”に「教団に首根っこを掴まれたままとなるだろう」

[ 2023年12月6日 08:35 ]

 ジャーナリストの鈴木エイト氏が5日、自身のX(旧ツイッター)を更新。岸田文雄首相は5日、自民党政調会長だった2019年の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関係者との面会報道に関し「同席者は承知していない」と重ねて説明したことに言及した。

 一方、旧統一教会関係者は米教団元会長や友好団体トップが党本部で首相と面会したと認め、朝日新聞は面会した際に撮影されたとみられる写真を掲載した。

 岸田首相は4日、ギングリッチ元米下院議長と面会した際に同席者が大勢いたとして「その中に誰がいたかは承知していない」と記者団に語った。朝日新聞が朝刊で写真を掲載した5日も「写真があったとしても認識は変わらない」と言明した。5日夜、教団関係者が面会を認めたことを受けて改めて見解を問われ「同席者は承知していないということに尽きる」とした。

 鈴木氏は「岸田文雄首相と統一教会系団体トップらとの写真流出。こういう情報が大きなニュースになってしまうのは自民党が簡易な自己申告による『点検』で済ませているから」と指摘。「『未来へ向かって関係を断つ』には過去から現在までの徹底検証・調査が不可欠であり"接点”のみの『点検』では不充分。総てを提示しない限り、教団に首根っこを掴まれたままとなるだろう」とし、「岸田政調会長(当時)は安倍晋三首相(当時)の替わりに会っていることから、安倍元首相と教団との関係の調査は必須な筈。他にも菅義偉前首相、萩生田光一政調会長、武田良太元総務相なども殆ど追及されていない」とつづった。

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