「スーパーマラドーナ」紆余曲折の末に結成20周年 武智「ホントにここまでよく来られたな」

[ 2023年12月6日 14:22 ]

コンビ結成20周年全国ツアー「なんとか、ここまで来れました」について語るスーパーマラドーナの武智(後方)と田中一彦
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 お笑いコンビ「スーパーマラドーナ」の武智(45)、田中一彦(46)が6日、大阪市内で結成20周年全国ツアー「なんとか、ここまで来れました」の取材会に登場。数々の騒動の末に20周年を迎えて武智は「花の22期生の下の下の劣等生だった。田中は2回飛んで(失踪して)、ボクは3回炎上。タイトル通りホントにここまでよく来られたなと思います」と語った。

 9日の名古屋・大須演芸場を皮切りに、来年2、3月に福岡、大阪、愛媛、東京と全国を行脚する。特に愛媛・松山は武智の故郷。「姉にビラを100枚送りました。武智家総動員で」とPR活動を展開中だ。ゲストにはノンスタイル、ギャロップ、ナイツ、ダイアンら同期芸人が集結する。特に大阪では他事務所所属のナイツが登場。「お笑い論とか、M―1論とかを話してみたい」と武智は塙宣之(45)、土屋伸之(45)とのトークも楽しみにしている。

 NSC大阪校22期の同期の2人。03年12月に「マラドーナ」としてコンビ結成した。コント風の漫才で早くから評価され、漫才日本一決定戦「M―1グランプリ」は03年から出場し、04~06年に準決勝に進出した。だが、07年末に武智のスパルタ指導に音を上げた田中が一時失踪。話し合いの末、田中が引退することを条件にコンビ解消した。

 ところが、田中が別の芸人とコンビを組み練習していたのを武智が嗅ぎつけ、08年4月に半ば強制的に「スーパーマラドーナ」として再結成した。08、09年も「M―1」準決勝へ。14年夏に田中が再び失踪して警察が出動する騒ぎとなった。武智の説得で元の鞘に。4年間休催していた「M―1」が復活した15~18年まで4年連続でファイナリストとなった。

 全国的に大注目されたのは出場ラストイヤーの18年「M―1」終了後。17年王者「とろサーモン」の久保田かずのぶ(44)とインスタグラム上で審査員・上沼恵美子(68)を批判する動画をアップ。炎上騒動を起こし、その後謝罪。上沼からは番組に呼んでもらうなど、逆にかわいがってもらっているそうだ。

 「M―1のことを一年中考えてることもあった」と武智にとって思い入れの強い賞レースだったようで、「4年連続で決勝に出られたのが、(優勝という)結果が出なかったけど、20年目以降も漫才をやっていける権利をくれたのだなと感謝してます」とした。今はM―1の予選前になると、NSCで講師をつとめ、後輩芸人に個別にアドバイスしている。

 21年目からの目標は「分かりやすいネタがウケるので、子どもたち向けのイベントをやること。それとTHE SECONDが始まったから、(タイトルを)獲るしかない」と武智。田中は「奥さんと相方に怒られないように。あと、お金ですかね」と舞台と同じく大ボケで締めくくった。

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