五十嵐亮太氏 大谷の負傷具合を心配「同じように投げようと思うのなら、再建手術の可能性も」

[ 2023年8月24日 17:45 ]

元メジャーリーガーで、ヤクルト、ソフトバンクなどでもプレーした五十嵐亮太氏
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 元大リーガーでヤクルト、ソフトバンクで投手として活躍した野球解説者の五十嵐亮太氏(44)が24日、日本テレビ系「news every.」(月~金曜後3・50)に生出演し、エンゼルス大谷翔平投手(29)が右肘じん帯を損傷したことについて解説した。

 大谷は23日、レッズ戦のダブルヘッダー第1戦に「2番・投手兼DH」で出場。第1打席で44号先制弾を放ったが、3回に右肘の違和感を訴えて緊急降板した。チームはこの日、大谷がじん帯を損傷し、今季残り試合には登板しないことを発表した。

 大谷のこの日の最速は151・9キロ止まり。五十嵐氏は「前回の登板も初回は抑え気味に投げていたんですが、中盤から後半にかけて力を入れることはできました。今回はフォーム見ていて、痛そうだなとか、違和感があるようには感じませんでしたが、2イニング目に入った時にフォームがおかしくなったり、スピードが急に落ち始めたというところを見て、監督が出て来た感じです」と解説した。

 7月27日のタイガースとのダブルヘッダーでは、第1試合では投手として完封、第2試合では2本塁打と攻守に大活躍したが、五十嵐氏は「その日以降、下半身の張り、上半身の張り、けいれんが出始めていることから、本人は疲れを取りながらどうにかなるんじゃないかというところで、登板を回避して今日を迎えたんですけど…」と指摘。右腕の疲労感のため、中13日で立ったマウンドでのアクシデントに、五十嵐氏は「ここまで間が空いて、投手の疲労が取れないことはなかなかない。そのへんは普通の疲れではないというところが、じん帯の疲労につながったのではないか」と分析した。

 じん帯の治療について、五十嵐氏は「じん帯損傷という診断が出た以上、投手としては、再建手術をもう一度するか、(手術以外の)保存療法をするかというところ」と選択肢を説明。一方で、現時点では損傷具合が不明で、「保存療法が適用されるかは現段階で分からないので、大谷選手が同じように投げようと思うのなら、再建手術の可能性も高くなってくるのかなと思います」と見通しを語っていた。

 じん帯を再建するトミー・ジョン手術を受けた場合、1年間のリハビリが義務づけられている。五十嵐氏は「投手としての大谷を見られなくなるのは、悲しいかなというところではあります」と、心配そうに話した。

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