福原愛さん元夫「未成年者誘拐罪」視野 専門家が見解「成立するかどうか法律上の問題はあるのでは」

[ 2023年8月2日 15:33 ]

江宏傑さん(左)と福原愛さん
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 弁護士の亀井正貴氏が2日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、卓球女子で五輪2大会連続メダリストの福原愛さん(34)と、元夫で16年リオデジャネイロ五輪台湾代表の江宏傑氏(34)の長男の引き渡しをめぐる争いについて見解を示した。

 江さん側は7月27日の会見で、東京家裁が同20日に長男を自身へ引き渡すよう命じる決定を出し、保全命令も出されたと明かしていた。21日には強制執行の申し立ても行ったとした。福原さん側の書面では、法律上さらに上訴して争う手段が認められているとして、現段階で司法判断は確定していないと強調している。

 今月1日には福原さん側が代理人弁護士の名で声明を出し、江さん側が訴えている保全命令や未成年者誘拐罪での刑事告訴などに反論。「江宏傑氏がご子息との面会を真にご希望されるのであれば、面会交流調停を申し立てられれば、基本的に試行面会が実施されることになりますので、まずは、調査官立ち会いのもとにご子息に面会することもできたはずでした。この1年間、そのような申立てはありませんでした」などとつづった。

 お互いの主張に、MCのフリーアナウンサー宮根誠司は「不思議なのは、江さんにただちに引き渡すようにという保全命令が出ていて、愛さん側は“面会交流調停を申し立てればいいじゃないか”と言っている。相反している気がしますが」と疑問を口にした。

 すると亀井氏は「(保全)命令が出ている以降は会わせればいいじゃないか?という話になりますね。これは命令が出る前の話じゃないですかね?」と、自身の解釈を口に。「一方(福原さん側)の言い分では、1年間放置した状態になりますから、1年間の間に何かできたんじゃないか?ということを言っているのではないか」とも述べた。

 江さん側が未成年者誘拐罪での告訴も視野にしているとしたことについて、福原さん側は「犯罪事実を具体的に明らかにしていただきたい」と反発している。同罪状について、亀井氏は「もともと親告罪で、本来は知ってから半年以内に申し立てないと告訴はダメ」と解説しつつ、「法的な性質があって、ずっと向こう側にいる場合は告訴できるという考え方もあるし、あくまでお子様の身体がこちら(日本)に連れ去られた時を起点にするという考え方もある」と、ケースバイケースであることを指摘した。

 その上で今回のケースについて、「いったん、愛さん側にお子さんを預けて、預けるまでは別に略取しているわけではなく普通に預けられて、略取と言えるかどうかという問題がある」と状況を整理。「いずれにしても、成立するかどうか、法律上の問題はあるのではないかなと思う」と見通した。

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