橋下徹氏 迷惑行為のSNS拡散で私見「本人申請があれば費用は徴収してもいいけど削除に応じるという…」

[ 2023年2月12日 18:30 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(53)が12日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。回転ずし大手「スシロー」などの飲食チェーン店で迷惑行為を撮影、SNSで拡散し、社会問題になっていることについて言及した。

 橋下氏は「昭和時代の感覚、価値観と大きく今、社会の在り方が変わって、僕らの頃は行為の悪質性とその制裁がある程度リンク、イコールだったものですから、悪いことをやっちゃいけないよってことを言えば、注意を受けた子供たちもこんな悪いことをやっちゃいけないってことは大体理解してくれてたと思うんですが、今、行為の悪質性があまりなくても、ちょっとしたことでもとんでもない制裁を食らうことになる」と指摘。「ここのアンバランスというところを受け入れるような形で、これからのデジタル化社会を子供たちに乗り切っていってもらわないといけないので、ここを徹底的に教育しないと、ちょっとしたいたずらが人生を棒に振ることになる」とした。

 そして「河野(太郎)大臣が先ほど、個人の情報を自分でコントロールする権利を言われていて、僕もこれすごく重要だと思っているんです。プラットフォーマー、サイトを運営する人たちは、株会社と同じで莫大な利益を受けているんで、費用はちゃんとサイトの運営会社は請求してもいいけれども、本人がこの投稿したものを消してほしいってことに関しては、費用を徴収してもいいからそこは認めるような仕組みは、政治がつくらないと」と持論を展開。「他人の記事を勝手に消すっていうのは無理ですよ表現の自由の関係で。誹謗中傷の場合とか一定の場合には他人の記事の消すことはできますけれど。でも自分が挙げた情報に関しては、費用を取られたとしても削除できるという情報コントロール権は、しっかり政治がつくってもらいたい」とし、「広がりの部分だから、追いかけることは難しいかも分からないけれど、今、問題なのは言っても消してくれないっていうところがありますので、ここはサイトで利益を得ている人たちは、本人から削除申請があれば費用は徴収してもいいけど、本人の求めに応じるという大前提をデジタル化社会できちっとルール化してもらいたいですね」と話した。

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2023年2月12日のニュース