古舘伊知郎氏 プロレス名実況は「藤波さんや猪木さんの頭の中に入り込もうと思った」

[ 2022年12月22日 17:32 ]

古舘伊知郎
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 フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏(68)が21日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。プロレスラーの藤波辰爾(68=ドラディション)と実況について語り合う場面があった。

 藤波に「実況というのは凄いですね。視聴率が凄かった時の半分は実況(のおかげ)でしょう。やっぱり実況で試合をひと回りもふた回りも大きくしているような気がします」と言われ「そういうふうに言ってくれると本当にうれしい」と喜んだ古舘。当時の実況方法を「では、なぜ僕が猪木さん、藤波さん、長州さん、タイガーマスク…新日のいい頃に“実況がよかったからですよ”と言ってもらえるかというと、藤波さんや猪木さんの頭の中に入り込もうと思ったんですよ」と解説し、藤波をうならせた。

 “頭の中に入り込む”ことについては「レスラーの皆さんは頭の中のイメージ、言葉、概念を肉体全体に降ろして、肉体全体の言葉として闘ってくれていたんです。だから僕が脳内に入って情報を傍受すれば“肉体言語”とシンクロして話せると思った。“ドラゴン・ロケットーーー!”とやっている時も、自分はあのような危険な動きはしていないのに、一緒になれたんですよ。そうすると、観ている人も距離を感じずにいてくれたかもしれないと思う」と振り返った。

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2022年12月22日のニュース