w―inds. 支援の風止めない!フィリピンの小学校復興サポート 橘慶太「逆にパワーもらえた」

[ 2022年10月29日 05:10 ]

フィリピン・ダカイ小学校の生徒たちが元気よく遊ぶ姿をスクリーンで見て笑って喜ぶw-inds.の千葉涼平(左)と橘慶太(右)。中央はライジングプロ・ホールディングスの平哲夫社長
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 男性2人組ユニット「w―inds.」がこのほど、2015年に所属事務所「ライジングプロ・ホールディングス」がフィリピン・レイテ島に建設した小学校から現状報告を受けた。13年の台風30号で全壊したダカイ小と、半壊したサンラファエル小の2校の再建を助けた。現地と東京・渋谷の同社をオンラインで結び、卒業生らに感謝された橘慶太(36)は「逆にパワーをもらえた」と感激した。

 同社は14年、所属アーティストによるチャリティーイベントを開き、収益金2280万円を建設・修復費用として寄付。w―inds.は15年、同社の平哲夫社長(76)とともに現地での開校式に出席していた。

 7年がたち、200人以上が卒業。開校当時、6年生だったチャーミー・ノビョさん(19)は今年、大学に進学し「皆さんが希望の光を照らしてくれた。皆さんが手を差し伸べてくれたように、私も医療を必要とする人たちを助けたい」と抱負。進学率が低い地域で大学進学者を輩出できたことに学校側も大喜びで、建設に携わったNPO法人「アイキャン」の担当者は「自然災害に強い校舎が建ったことで進学率が上がりました」と説明した。

 現在の校舎の様子がオンラインで中継され、橘が開校式で贈ったギターを生徒が弾くシーンも。橘は「校舎もギターも大切に使ってもらっていて泣きそうになりました」と目を細めた。

 アイキャンがレイテ島で続けてきた復興支援が今年5月に完了したため、このタイミングでの報告となった。同社は今後も同様のチャリティー活動に取り組んでいく意向で平社長は「要請があれば協力していきたい」と抱負。千葉涼平(37)は「小さなきっかけでみんなの頑張る活力になれたことがうれしい。多くの人の力になっていきたい」と意気込んだ。

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