映画業界に衝撃 英シネワールド・グループ社が破産申請を検討 新型コロナの影響で業績が悪化

[ 2022年8月23日 08:02 ]

英国ロンドンのライセスター広場にあるシネワールドの劇場(AP)
Photo By AP

 映画館の運営で世界2位の規模を誇るシネワールド・グループ(本社・英国ロンドン)は22日、米国での破産申請を検討していることを認めた。

 同グループは英国や米国など10カ国の790都市に約9500のスクリーンを保有しているが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って業績が悪化。今夏は「トップガン マーヴェリック」や「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」といったヒット作があったにもかかわらず、興行収益は2019年比で20%ダウンしており、AP通信によれば負債総額は48億ドル(約6600億円)に達しているとされている。

 なお2万8000人の従業員を抱える同グループは、破産を申請した場合も業務を継続できるとしている。

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2022年8月23日のニュース