小林慶一郎氏 東京都の病床使用率20%でまん延防止検討に「経済活動を抑えることでも命が…バランスを」

[ 2022年1月14日 13:42 ]

フジテレビ社屋
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 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会のメンバーで、慶大の小林慶一郎教授(経済学)が14日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。東京都の小池百合子知事が13日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の広がりによる感染急拡大を受け、行動制限に向けた新たな判断基準を明らかにしたことに言及した。

 東京都が6919床確保している病床の使用率が20%に達した段階で、まん延防止等重点措置の政府への要請を検討、緊急事態宣言は50%で要請する。13日の新規感染者は3124人で、病床使用率は15・1%。小池氏は報道陣の取材に「急速に医療資源が逼迫する可能性がある」と警戒感を示した。

 MCの谷原章介が「20%の病床使用率っていうのは1つの大きなポイントになってくるんですかね?」と聞くと、小林氏は「やはりここでまん延防止措置、さらに50%で緊急事態宣言ってなってくると正直言って経済や飲食店への悪影響は非常に大きくなる」と言い、「われわれはバランスを考えないといけないと思う」と指摘。

 「経済活動を抑えることでも命が失われるわけですね」とし、「そういう犠牲を払うということと、そして感染症の患者さんを助けるということと、そのバランスをちゃんと考えた上でこういう政策を実行しなければいけないということだと思います」と自身の考えを述べた。

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2022年1月14日のニュース