近藤七段、残留をかけた一戦を制し「集中力維持できた」 豊島九段、王将リーグ陥落

[ 2021年11月24日 20:03 ]

近藤誠也七段(左)と豊島将之九段
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 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグは24日、東京都渋谷区の将棋会館で最終3局が行われ、近藤誠也七段(25)VS豊島将之九段(31)戦は101手で近藤が勝利した。

 王将リーグ残留を掛けた大一番は近藤が制した。「一局を通して集中力を維持できたと思う」とまだ興奮の冷めやらぬ様子で本局を振り返った。前回の第66期王将リーグは2勝4敗で陥落したが、2度目の挑戦となった今期は自らの手で堂々残留を決めた。「初めて(リーグに)入った時は完全に実力不足だった。短期間だったが密の濃いリーグで勉強になった」と今期のリーグを総括した。

 一方、手痛い陥落を喫した豊島は「今期はミスが多かった。また戻って来られるように頑張りたい」と話した。来期は2次予選からの参戦となる。

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2021年11月24日のニュース