薬丸裕英 無免許当て逃げの都議に「我々、都民は怒りしかない」 議員の判断に頼る制度も「大問題」

[ 2021年10月14日 13:41 ]

薬丸裕英
Photo By スポニチ

 タレントの薬丸裕英(55)が14日、MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に生出演。7月の都議選中に起こした無免許運転での人身事故を公表せず再選、都議会を欠席し続けている木下富美子都議(55)を斬り捨てた。

 木下都議は議会定例会の閉会日にあたる13日も姿を見せなかった。この日は議会が辞職勧告決議に対する対応について説明を求めていた期限。木下都議は体調不良を理由にしている。議会は今後、失職とする「除名処分」も含めて処遇を検討していく方針。木下都議は9月28日に自身のサイトで、木下都議は議員活動継続の意向を示したのと同時に、自身の体調について「選挙活動のストレス、過度の不安が原因と考えられる不眠が続いておりました」などと説明している。

 元衆議院議員で弁護士の横粂勝仁氏は(40)は木下都議について「これは言語道断。速やかに自ら辞職すべき案件」と断罪。「ただ、他の政治家の常とう手段でこういったことは多々ある。これが任期途中の議員が事件で逮捕されて居座るっていうのはよくある。今回は逮捕でもないっていう段階ではある。特殊事情は投票日の前に事件、事故を起こしていた。公表していたら当選していなかったかもしれないのに、公表せず当選した。当選辞退を奪ったという面があるので、都民、国民の怒りがより増大しているのかなと思います」と見解を示した。

 薬丸は「我々、東京都民は怒りしかないですよね」と怒り心頭。「みんなが収めた税金がこの人のところに報酬として言ってるわけじゃないですか」と続けた。さらに議員当人自らが辞職を判断するしかないという現状の制度について「こういう資格がない人が選挙に当選させてしまった。でも、選挙の時はいいことしか言わないから、当選させてしまったから、こういう人が現れた時に、即座に対応できない、この仕組みと制度も大きな問題だと思いますね。一度当選すると、かなり守られる。ここが大問題だと思う」と投げかけた。

 事務局によると、木下都議には再選後、議員報酬(81万7600円)と政務活動費(50万円)がそれぞれ3カ月分、計395万2800円が支給されている。現状のまま12月を迎えると、冬のボーナスに当たる期末手当(204万5022円)も振り込まれる。報酬は公選法の規定で返納できず、木下都議は「寄付などの対応を取りたい」としている。

続きを表示

2021年10月14日のニュース