有働由美子アナ 五輪ミックスゾーンの裏話披露、体操・橋本の返答に感激「学ばせていただいた」

[ 2021年8月6日 16:39 ]

有働由美子アナウンサー
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 フリーアナウンサー、有働由美子(52)が6日、ニッポン放送「うどうのらじお」(金曜後3・30)に出演し、東京五輪を取材した際の裏話を披露。体操男子で3つのメダルを獲得した日本代表の橋本大輝選手(19=順大)の言葉に、心を揺さぶられたことも明かした。

 日本テレビ「東京2020オリンピック スペシャルキャスター」を務める。東京五輪はコロナ禍の無観客開催で、取材にも多くの制限がかけられているとしつつ、競技直後の選手にインタビューする「ミックスゾーン」で取材したことを告白。大会ごとに話を聞く時間が違うとし、「今回は90秒ルールで。時間が経つと、ミックスゾーン担当の、五輪の放送を担当する方が時計をさして『終わりですよ』って。外国人の方でしたけども」と振り返った。

 制限時間のルールは「厳しい」といい、「ミックスゾーンに行ったら、まずその方(担当者)と仲良くなると。90秒ルールは守るものの、95秒までなんとか許してくれないものだろうか、みたいな感じになれるので」とコメント。そのため、会場に足を運ぶと「ミックスゾーン担当の方を探して。こんにちはって目で合図して。ハローみたいな」という作戦を実行したが、「今回は厳しくて、(時間は)きっちり守られましたけど」とした。海外メディアの「忖度」ない質問に、驚いたとも話した。

 有働アナは3日、体操男子個人総合、種目別鉄棒で金メダルを獲得した橋本をミックスゾーンで取材。個人総合で金、団体でも銀メダルに輝いた橋本に「メダルが3つになったので、世界が目指す体操選手になりますけど、この後どういうアスリートになりたいですか?」との質問をぶつけという。すると「体操選手とかアスリートとかっていうことじゃなくて、人として人間として尊敬されるような人になりたいし、そういう振る舞い、普段の行いをしていきたい」の返答が。

 この言葉に感激した有働アナは、「日本の未来は10代、20代に任せようみたいな気持ちになりまして」。選手としてのパフォーマンスのほか、「精神的な成長というか成熟した感じがすごく(心に響いた)。感動っていう言葉を簡単に使っちゃいけないですけど、学ばせていただいたところが大きかったですね」と話していた。

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2021年8月6日のニュース