友近 十八番のヒール講談は雑談から生まれた「『この音、何か使えそうですね』ってなって」

[ 2021年5月21日 17:17 ]

お笑タレントの友近
Photo By スポニチ

 お笑いタレント友近(47)が、19日夜放送のテレビ朝日系「お笑い実力刃」(水曜後11・15)に出演し、人気ネタ「ヒール講談」の誕生秘話を語った。

 講談のように勢いよくしゃべり続けながら、張扇(はりおうぎ)で釈台をたたく代わりにヒールを「カン!」と鳴らす、友近オリジナルのネタ。「講談とか弁士とかを聞いていて好きだったので、このリズムでやりたいなってずっと思ってたんです」という。講談師の神田伯山(37)から「おもしろかった」と褒められたことも明かした。

 「ロバート」秋山竜次(42)と話している中で思いついたという。「秋山さんの楽屋でしゃべってて、夏にあのヒールをはいてたんです。『秋山さん、ちょっと聞いてよ。こんな話があってね…』ってこうやった(ヒールを鳴らした)ら、『カ~ン!』っていい音が鳴ったんです。話よりも、音が気になっちゃって。『この音、何か使えそうですね』ってなって」。何気ない行動を形にする感性に、「アンタッチャブル」山崎弘也(45)は「ネタにしようとするのがすごい」と驚いた。

 一度でもかむとリズムが悪くため、「ドキドキします。今までやってきた21年のネタの中で、一番緊張するネタですね」という。そのため、本番前の練習は入念に行う。「普段のネタなら2、3日前から練習するんですけど、これは10日か、もうちょっと前から毎日練習しないと、入ってこない」。この日は番組でも披露したが、10日前から練習したそうで、「そうじゃないと怖くて。それでも間違えちゃったりするので」と、ストイックな一面を明かした。

 わざわざ大変なネタを披露する理由を聞かれ、「追い込むのが好きではないんですけど、それが快感になって」と告白。すると、山崎は「誰にも怒られなくなっちゃったから、自分で律するというか…。ベテランになってくると、誰も何も言ってくれなくなって」と推測し、笑わせていた。

続きを表示

2021年5月21日のニュース