渡辺3冠、斎藤下し3勝目 名人戦第4局 激烈最終盤制し初防衛王手

[ 2021年5月21日 05:30 ]

初防衛に王手をかけた渡辺名人(日本将棋連盟提供)
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 将棋の第79期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)7番勝負第4局は20日、長野県上高井郡高山村の緑霞山宿・藤井荘で第2日を行い、先手の渡辺明名人(37)=王将、棋王含め3冠=が133手で斎藤慎太郎八段(28)を下し、シリーズ成績を3勝1敗とした。消費時間(各9時間持ち)は渡辺が8時間59分、斎藤が8時間59分。両者1分将棋の激烈な最終盤を、苦しみながらも即詰みに討ち取った渡辺は「スマートな勝ち方ではなかった。もうちょっと何かあったのでは」と苦笑い。

 第5局は28、29日に神奈川県箱根町のホテル花月園で行われる。勝てば初防衛となる渡辺は「今まで通りしっかり準備して臨みたいです」と話した。

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2021年5月21日のニュース