坂本スミ子さん死去 九重佑三子「母と子のように接していただき…」

[ 2021年1月24日 05:30 ]

九重佑三子
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 NHKのバラエティー番組「夢であいましょう」の主題歌を歌い、銀幕でも活躍した女優の坂本スミ子(さかもと・すみこ、本名石井寿美子=いしい・すみこ)さんが23日午前3時35分、脳梗塞のため熊本市の病院で死去した。84歳。大阪市出身。葬儀は近親者で行う。喪主は長女聖子(せいこ)さん。83年にカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝いた主演映画「楢山節考」では老いた母役に前歯を抜いて臨み、鬼気迫る演技を見せた。

 ▼九重佑三子(「夢であいましょう」、ドラマ「コメットさん」で共演)私が演じるコメットさんがお手伝いする家のお母さん役が坂本さんでした。母と子のように接していただき「大阪で仕事がある」と伝えると、坂本さんは知り合いに電話を入れ「2人(田辺、九重)が来たらああして、こうして」と世話を焼いてくれた。もう一度一緒にお仕事したかった。

 ▼田辺靖雄(「夢であいましょう」で共演)知り合ってからもう60年以上。普段は明るいチャキチャキした大阪人という感じの方でした。最後に会ったのは18年に「徹子の部屋」で妻(九重佑三子)と3人で出演した際。急きょ「夢で…」の主題歌を徹子さんも合わせ4人で歌うことに。覚えているところが違うのでバラバラになってしまったけど、いい思い出になった。

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