【日本映画優秀賞】「アンダードッグ」武正晴監督 初リモート編集で最多4冠

[ 2021年1月22日 05:30 ]

2020年(第75回)毎日映画コンクール各賞決定 ( 2021年1月21日 )

受賞の喜びを語る「アンダードッグ」の武正晴監督
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 「アンダードッグ」は日本映画優秀賞に加え、男優主演賞、撮影賞、録音賞と最多の4冠。武正晴監督は「撮影、録音は一番こだわったところなので凄くうれしいですね。題材も含めて難しい作品だったので、日本映画を支えてきた熟練のスタッフたちがいてくれたおかげで乗り切れた。森山(未來)さんをキャスティングできたことも大きな力になった」と喜びをかみしめた。

 森山を軸に3人の“負け犬ボクサー”それぞれの生きざまを活写。配信ドラマとして全8話分を撮影したものを再構築。緊急事態宣言下で、編集はリモートという初めての経験もしたが、「自粛によって考える時間ができて、俯瞰(ふかん)視して素材と向き合えたことが良かった」と語る。Netflix「全裸監督2」の配信も控え、さらなる活躍が楽しみだ。

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