藤井2冠、タイトル防衛に意欲 ABEMAで“仕事始め” 正月は「特に何もしなかったです」

[ 2021年1月5日 05:30 ]

21年初仕事を終えて笑顔の藤井2冠(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の渡辺明王将(36)=名人、棋王との3冠=、豊島将之竜王(30)=叡王との2冠=、藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=、永瀬拓矢王座(28)の全タイトル保持者を含むトップ棋士14人が4日、都内のスタジオで行われたABEMAの番組収録で21年「仕事始め」をこなし、新年の抱負を語った。

 昨年無冠から2冠へと快進撃の藤井は「お正月は特に何もしなかったです」と苦笑いしながら「今年は(棋聖、王位の)防衛戦をいい状態で迎えたい」とにこやかに話した。さらに「実力を高めるのが第一。結果はそれについていくものかなと思う。あまり結果に一喜一憂せずにやっていきたいです」と加えた。

 タイトル獲得通算100期に王手をかけている羽生善治九段(50)は「年も替わり、新たな気持ちでこの一年を過ごしたい。今年は全体的に内容の伴う将棋を指したい」と静かに決意を示した。

 10日開幕予定の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)で7番勝負を戦う渡辺は「(コロナ禍で)先が見えない状態なので、目の前のことをやるしかない」、永瀬は「まずはタイトル戦で結果を残したい」とそれぞれコメントした。

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2021年1月5日のニュース