アニメ「鬼滅の刃」テレビ愛媛で大台超え20・2%!原作漫画の最終23巻発売日と重なり注目

[ 2020年12月7日 14:40 ]

アニメ「鬼滅の刃」(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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 11月6日からテレビ愛媛でレギュラー放送中の人気アニメ「鬼滅の刃」(金曜後7・00)が4日にオンエアされ、平均世帯視聴率は20・2%(ビデオリサーチ調べ、愛媛地区)と大台を突破したことが7日、分かった。同局の今年の全番組のうち、2位タイの高視聴率。4日は原作漫画の最終23巻が発売されたこともあり、注目が集まった。

 劇場版もメガヒットし、社会現象を巻き起こしている「鬼滅の刃」。テレビ愛媛は11月6日からゴールデン帯、金曜午後7時からの1時間枠(愛媛ローカル)で第1話から2話ずつレギュラー放送を開始。11月6日=16・0%、11月13日=13・5%、11月20日=16・4%、11月27日=17・9%と好調に推移し、今回ついに大台超えとなった。

 4月5日「Mr.サンデー」(日曜後10・00)の20・9%に次ぎ、10月17日「土曜プレミアム・鬼滅の刃・第二夜・那田蜘蛛山編」(後9・00)の20・2%と並ぶ同局の今年の全番組中2位タイの視聴率。1位の記録を塗り替えるか、注目される。

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏による原作漫画は2016年2月に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載開始。大正時代を舞台に、家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、唯一生き残ったものの鬼となった妹・禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、鬼と闘う物語。人気絶頂のさなかの今年5月に完結した。

 19年4月にテレビアニメ化され、人気に拍車。複数のローカル局で深夜放送はされてきたが、フジテレビが10月10、17日と地上波全国ネットのゴールデン・プライム帯(GP帯=午後7~11時)に初放送。平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関西地区)は「第一夜・兄妹の絆」(10日)が16・7%、「第二夜・那田蜘蛛山編」(17日)が15・4%。第一夜は日本テレビ「となりのトトロ」(8月14日)の16・5%を上回り、今年のアニメ最高となる高視聴率を叩き出した。

 「複数のローカル局で深夜放送はされてきた」というローカル局の1つこそ、実はテレビ愛媛。制作会社「ufotable」の近藤光社長(50)が四国(徳島)出身という縁もあり、19年4~9月に毎週1回、木曜深夜1時45分から全26話をオンエアした。

 今年春頃から「もう一度、放送してほしい」といった視聴者の声が多く届き、フジの全国ネット放送前から調整に入っていた。3回目のオンエアが実現し、編成担当者は「ufotableの近藤社長が四国出身ということもあり、『鬼滅の刃』には特別な縁があると感じています。レギュラー放送(『坂上どうぶつ王国』)をやめてゴールデン帯でアニメを放送するということは、私たち地方局にはインパクトのあることですが、この作品の素晴らしさを多くの皆さんに感じていただくために決断いたしました。この作品をきっかけに、家族の絆を深めていただければ幸いです」と呼び掛けた。

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