宝塚花組トップ娘役・華優希 来年7月4日に退団「最後の日まで精進重ねたい」

[ 2020年11月17日 15:46 ]

トップ娘役になる時から「退団を意識していた」と明かした宝塚歌劇団花組トップ娘役・華優希
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 宝塚歌劇団花組トップ娘役・華優希(はな・ゆうき)が来年7月4日の東京公演千秋楽で退団することになり17日、宝塚市内で会見した。

 真っ白なワンピースで登場した華はトップ娘役に就任することが決まった時から退団時期を意識していたことを明かした。今年1月、東京で上演された「DANCE OLYMPIA」の稽古期間中に具体的に決意。新型コロナウイルス感染症の影響で稽古自粛や公演延期が相次ぐ中「一瞬、心は揺らぎましたが(退団を)決めさせていただいた以上、その時期までまっとうしたいと思いました」と表情を引き締めた。

 一番思い出深い作品は、15日に千秋楽を終えたばかりの「はいからさんが通る」。初演時の17年にもヒロインの花村紅緒を演じ、今回のコロナ禍を経て相手役のトップスター・柚香光(ゆずか・れい)の大劇場お披露目公演として宝塚大劇場、東京宝塚劇場で同じ役を演じた。「コロナのつらい時期も紅緒に励まされ、一生忘れられません」としみじみ話し「卒業する最後の日まで精進を重ねて参りたい」と決意をにじませた。

 サヨナラ公演は来年4月2日、宝塚大劇場で開幕する「アウグストゥス/Cool Beast!!」(5月10日まで。同28日~7月4日=東京宝塚劇場)。

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2020年11月17日のニュース