NiziU　結成半年で「紅白」史上最速出場！「皆さんの心に届くといいな」

紅白初出場が決まり笑顔のNiZiU（撮影・島崎　忠彦）
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　大みそかにNHKが放送する「第71回紅白歌合戦」（後7・30～11・45）の出場歌手が16日、発表され、初出場の歌手による会見が東京・渋谷の同局で行われた。出場歌手は42組で、初出場は紅組が6組、白組が3組、企画1組の計10組。オーディション番組を勝ち抜いて誕生した女性9人組「NiziU（ニジュー）」が結成からわずか半年の史上最速出場を果たした。 【紅白歌合戦出場歌手】

　グループ初の記者会見が紅白初出場発表という大舞台。体調不良で休養中のMIIHI（16）と体調不良で欠席したMAYA（18）を除く7人は緊張した面持ちで登場した。リーダーのMAKO（19）は「紅白に選ばれるなんて思ってもいなかった。私たちのパフォーマンス一つ一つが皆さんの心に届くといいなと思います」とあいさつした。

　ソニーミュージックと韓国の大手プロ「JYPエンターテインメント」の共同オーディションで誕生した日本人9人組。6月の結成から半年間での紅白出場は史上最速。正式なデビューは12月2日のため、デビュー月にいきなり大舞台を踏むことになった。

　例年は他の初出場歌手とともに行う合同会見だが、今回はコロナ感染拡大の影響で1組ずつとなり、写真撮影もソーシャルディスタンスを取る異例の形式。それでもメンバーの初々しさと明るさが閉塞感を吹き飛ばした。

　初出場を知らされたのは発表前日の15日夜。RIMA（16）は「涙でウルウルになって号泣して、うれし涙を流しました」と明かした。プロデューサーのJ・Y・Park氏（48）には直接報告できていないが、MAKOは「日本での活動も自分たちらしくやってきてと応援してくれています」と笑顔をはじけさせた。

　6月にミニアルバム「Make　you　happy」の配信でプレデビュー。表題曲はサブスクリプション（定額聴き放題）の総再生回数が大ヒットの基準となる1億回を突破し、ミュージックビデオの再生回数も1億6000万回超。コロナ禍で合宿先の韓国から帰国できず、活動ができない一方で、10～20代女性を中心とするファンの期待は高まるばかりで、驚異的な数字につながった。

　グループは9月末に帰国。家族の元で過ごした後、10月下旬から情報番組や音楽番組に出演している。RIMAは今年一年を「新しい挑戦がいっぱいあった年」と回想。「一年の最後にたくさんいい思い出をつくりたい」と、紅白でもNiziU旋風を起こすことを誓った。

　【初出場組ひと言】
　▼BABYMETAL（SU―METAL）　メタルの力で皆さんに元気を与えられるパフォーマンスができたら。
　▼milet（ミレイ）たくさんの方に音楽を聴いていただけた。感謝の気持ちと愛を込めて精いっぱい歌いたい。
　▼東京事変　大みそかくらい、ひとつごゆるりと半笑いでおくつろぎいただけるような演目をご用意したい。
　▼櫻坂46（昨年まで「欅坂46」で4回出場、小林由依）　欅坂46で出さなかった一面を知っていただけるようにパフォーマンスしたい。