三浦春馬さん遺作ドラマ放送へ 全4話に縮小し脚本大幅変更 何としても届けたい最後の姿

[ 2020年7月31日 05:33 ]

ドラマ撮影期間中に急逝した三浦春馬さん
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 18日に死去した俳優三浦春馬さん(享年30)が亡くなる前日まで撮影に参加していたTBSドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(9月スタート、火曜後10・00)について、同局が話数を減らして放送する方向で調整していることが30日、分かった。放送中止となる可能性も浮上していたが、三浦さんの遺作を視聴者に届けるべく、撮影再開に向けて動きだした。

 今作は女優の松岡茉優(25)がOL役で主演し、三浦さんが恋の相手となる御曹司を演じるラブコメディー。当初は9~10月に全8話の放送を予定していた。だが、撮影期間に三浦さんが急逝。関係者によると、残る出演者で撮り切る準備が進められている。

 スポニチ本紙の取材では、同局は作品を全4話に短縮し、1カ月間で放送する方向で調整中。三浦さんの代役は立てずに、脚本を大幅に変更するという。ストップしていた撮影は、早ければ8月上旬にも再開する。撮影済みの映像を最大限に生かす形で物語を仕上げる。

 同局は代役を立てて撮り直すことも検討していた。だが、芸能事務所関係者は「代役となる方の精神的負担が大きいことはもちろん、最初から撮り直すとなると、ショックを受けている共演者も気持ちの切り替えが難しい。代役を立てる可能性はなくなったと聞いている」と話した。

 同作は6月中旬にクランクインし、2話まで撮影済み。三浦さんが亡くなった時点では3、4話を撮影している最中だった。制作関係者は「台本は6話まで配布されていたが、物語を4話で完結させるため、改めて作り直す作業が行われている」と明らかにした。

 三浦さんは亡くなる前日の17日まで撮影に参加。現場では明るく振る舞い、思い悩む様子も見せていなかった。関係者は「役柄としっかり向き合って演じてくれていた。俳優としての最後の姿を、良い形で届けられることを願っている」と話した。

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2020年7月31日のニュース