藤井新棋聖 コロナ禍による“ブランク”糧に成長「自分自身の将棋を見つめ直すことができた」

[ 2020年7月16日 21:26 ]

会見で笑顔を見せる藤井聡太新棋聖(撮影・後藤 正志)
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 将棋の第91期棋聖戦5番勝負第4局で渡辺明棋聖(36)を下して最年少タイトルを獲得した藤井聡太新棋聖(17)は対局後の会見に師匠の杉本昌隆八段(51)とともに姿を現し、「初戴冠」と「棋聖 藤井聡太」と記した色紙を手に笑顔を見せた。

 今年は新型コロナウイルス禍もあり、4月10日の王位戦挑戦者決定リーグから6月2日の棋聖戦決勝トーナメントまで、約2カ月に渡って対局ができない時期があった。しかし、藤井七段は「自分自身の将棋を見つめ直すことができたのは良かったかなと思います」と前向きにとらえ、その成果を初のタイトル戦でいかんなく発揮してみせた。

 タイトル獲得については「まだ実感がないんですけど…」と対局直後と同じように繰り返したが「これからも一層精進して、よりよい将棋を指せるように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」とキッパリと誓った。

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